ボドナント・ガーデン – Bodnant Garden

~北ウェールズの宝石~

北ウェールズに多くある世界遺産の中でも特に有名なのが、アヴァコンウィ家4代にわたって造り上げられたボドナント・ガーデンです。

ここには大きく分けて2つの見所があります。

まずは邸宅を中心としたアッパー・ガーデン。
ガーデンの入り口をくぐると、ボドナント・ホールが右手前方に見えてきます。このホールが切り妻屋根のロマンティックな造りになっていて、アッパー・ガーデンのアクセントとなっていることが分かります。

2つ目は、様々な花が咲き乱れるボーダー・ガーデンを過ぎたところに見えるイタリア様式の素晴らしいテラス・ガーデンです。
アッパー・ローズ・テラスから始まる5段の雛壇になっていて、その2段目からは遥か遠方にウェールズの最高峰、スノードン山の景観が望めます。

この山の周りは、英国で第2の規模を誇るスノードニア国立公園となっており、ボドナント・ガーデンからの眺めは、まるで緑の額縁に壮大な山の景観をはめ込んだような素晴らしさです。
3段目には、スイレンが咲き乱れる池を中心としたリリー・テラス。さらに上の段に進むとローズが絡まったパーゴラ(あずまや)をくぐり抜けるローワー・ローズ・テラス。
そして最後は、カナル(人工水路)を配した、カナル・テラスです。

これでもうお腹いっぱいになってしまいそうですが、その先にボドナントの真骨頂と言われる、「デル(dell)」と呼ばれる場所があります。
「デル」はその名のごとく、木が茂った山間の小さな谷を主役に配したガーデンです。
日本人にとっては、田舎の渓谷を思い起こすような自然のままの姿なのですが、実はすべて人工的に造られたものなのです。
さらに、このボドナントで忘れてはいけない「キングサリのトンネル」は道順の最後、実は入り口のすぐ側にあります。

英国ニュースダイジェストより
内容は「英国ニュースダイジェスト連載当時のもので、現在とは異なる場合もあります」

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