英国の風景式庭園(ランドスケープ・ガーデン)の最高峰、 ストアヘッド – Stourhead

絵画から生まれた18世紀の風景式庭園

17世紀の画家クロード・ロランの絵の世界を見事なまでに再現したガーデン。

湖や神殿で構成されたその風景は、ため息をつくばかりの美しさです。

湖越しに見えるパンテオンやアポロ神殿に、丘の上の十字塔。

広大な敷地には樹齢何百年もする大樹が生茂り、四季折々の美しさを演出してくれます。

私たち家族が最初にここを訪れたのは1999年。

当時息子はまだ4才でしたが、その息子までもが「ココ、きれいなトコだねぇ」と感心していたのが懐かしく思い出されます。

以来、自分の展覧会開催の際に、また時には友人を連れた旅行でこのストアヘッドを毎年のように訪問していますが、微妙に変化するのが左の絵に描いた休憩用のベンチの位置です。

99年には撓わに咲き誇るしゃくなげの下にあったのが、去年はやや離れた場所に配置変えしてありました。

きっとベンチの下の花たちがたまにはお日さまを仰げるようにとの、ガーディナーたちの心遣いからなのかも知れません。

ここを初めて訪れる人は、庭の入り口から続く小道を抜け、湖にかかるアーチ型の橋を目にした瞬間から、詩的な風景が絵画ではなくそこに現存している事実に驚嘆することでしょう。

その美しさは2005年に公開された映画「プライドと偏見」のロケ地にもなったことからも証明できます。

 

またストアヘッドの美しさは人工的な造りものだけではありません。

春には一面のラッパ水仙、マグノリア、そしてシャクナゲ。夏場はアジサイ。さらに秋の紅葉。また陽の高さによって1分ごとに違う光景を目にすることができます。

またガーデン周辺のブルーベルも見逃せません。ここでは英国人が「パラダイス」といって憚らない楽園を堪能することができます。

またレストランなども充実しているので、日本から来た友人などを案内するには、うってつけの場所です。

英国ニュースダイジェストより
内容は「英国ニュースダイジェスト連載当時のもので、現在とは異なる場合もあります」

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