チャールコート・パーク – Charlecote Park

シェイクスピアゆかりのプロパティ

1564年4月26日、イングランド中部のストラットフォード・アポン・エイボンで誕生したとされているウィリアム・シェークスピア。

言わずと知れた英国、いや世界を代表する劇作家である彼とゆかりの深いプロパティがあります。

ストラットフォード・アポン・エイボンの市内から車で10分ほど走ると見えてくるのが、エイボン河畔に建つ素晴らしいマナー・ハウス。築およそ700年、貴族のルーシー家が現在もなお暮らし続けているチャールコート・パークがナショナル・トラストのプロパティとして一般公開されています。

このチャールコートには、広大なディア(鹿)・パークがあります。
かつてシェイクスピアが敷地内の狩猟場で密かに鹿狩りをしていた際、当時の当主サー・トマス・ルーシーに見つかり、尊大な態度で叱りとばされたそうです。
後にそのお返しとばかりに、シェイクスピアはこの当主をモデルにして「ヘンリー5世」の老いぼれ判事を描いたとされています。

さてこのプロパティで最も魅力的に感じるのは、屋敷の前を流れるエイボン川です。
美しく整えられたフォーマル・ガーデンからそのままエイボン河に続く石段は、フライ・フィッシングを趣味としている者にとっては羨ましい限りの光景です。

またこのお屋敷の一角は「ホリデー・コテッジ」としてナショナル・トラストが運営するセルフ & ケータリング・タイプの貸し別荘にもなっています。
3つのベッドルームに暖炉のあるリビング・ルームとダイニング・ルーム、そして食器からオーブンまで、すべてが兼ね揃えられたキッチン。
さらにガーデンを見下ろす、6畳は優にあるバスルーム。
家族で、または友人と共に楽しむことができます。

ここを管理するマネージャーさんも「夏は午後10時ぐらいまで明るいし、早朝や夕刻にここのガーデンを一人占めできるホリデー・コテッジは、皆の憧れです」と誇らし気に語ってくれました。

 

英国ニュースダイジェストより
内容は「英国ニュースダイジェスト連載当時のもので、現在とは異なる場合もあります」

イギリス - ブログ村ハッシュタグ
#イギリス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA